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映画「キリトル」コメント

キリトルのコメントを頂きました。(敬称略、順不同)

宮田和弥【ミュージシャン】
自分の中の一部を切り取られて見せられたようなそんな映画だ!
富澤タク【a.k.a遅刻(グループ魂、TOKYO MOOD PUNKS、NUMBER THE.)/ミュージシャン】
音楽の効果を全く使わないで出来上がってる映画。
敢えてそれに音楽をつけてみたいと思った。
佐々木誠【映画監督/Fragment】
世界中のどっかの都市でまさに「今」もあるであろう一瞬をキリトっている。
正直、こういう男も女も嫌いだし興味もない。
でも最後まで観れちゃったのはそこにリアルなファンタジーがあるからだと思う。
興味がないというのは実は興味があることの裏返しだったりするわけで。
すぐ隣にある知らない世界を垣間みちゃったようでなぜか自分を顧みたような気もした。
つまり知らないんじゃなくて単純に忘れてしまっていただけなのかもしれない。
ノスタルジックにならず自分を顧みる映画なんてそうそうないと思う。
「青春映画」というカテゴリーにおいて。
タナカカツキ【マンガ家】
この映画は、とくに、みどころがございませんでした。
でもこの映画は終わっていません、むしろはじまろうとしていました。
中村うさぎ【作家】
とにかく、面白かった……ような気がします(すみません、曖昧で)。
積極的な面白さではないが、やはり、これは「面白かった」のでしょう。
「忘れられない」という意味で。
TAKUYA【ROBOTS/ミュージシャン】
フランス映画みたいに無言な低層アパートのテーブルで
憧れた程、東京って騒がしくないなーとか残念だったりして。
昔、井の頭線に生活してて、小田急線に時々乗ると不思議な気分がした
事を思い出しました。
田渕ひさ子【toddle, bloodthirsty butchers/ミュージシャン】
お気に入りのインターネットラジオのチャンネルからから聴こえてきた、
宝石のような音楽。ジャンルはオルタネイティブ。もちろんインディーズ。
使っている楽器、録音機材、そして言葉、どれも珍しいものではなく、
高価なわけでもない。だけど、こころを持っていかれてし まった。
無造作なようだけど、ひとつひとつ計算された音の集まりは、美しく儚い。
いつかこのバンドがグラミー賞を取る日が来たならば、この世界を、
ちょっとだけ面白く変えてくれるはずだ。・・・・そんな映画。
私は、ある日の若者の、始まりのようでもあり終わりのようでもある、
ちょっとした出来事を覗いてしまった。色んな感情を知り、女の子は可
愛くなる。最後のほう、カヤちゃんの顔が、始まりよりもずっと可愛く みえた。
水崎淳平【神風動画/アニメーション監督】
この映画は、常に楽しませ続けなければいけないという
商業的な義務はすっかり捨てていると思いました。
良く考えてみると、表現者にはそんな義務ははじめから
無いのかもしれません。冒頭、正直に言えばあまり面白く
ないんです。しかし途中で急に面白くなります。内容にグイグイ
引きこまなくてもいいし、感情移入しやすい人物像にしなくても
いいし、自主映画という利点を見せ付けられた気分です。
自分のような、ガンコ系の映像作家の方に是非オススメしたいですね。
江口寿史【漫画家】
面白くない。
コーイチのような男を僕は過去何人も知っている。
こういう、いいかげんだけど憎めなくて、無駄に優しいロクデナシに
コロっといっちゃう女が実に多いことも知っている。
そういう現実をいつも横で指をくわえて見てる側だった僕が
こんなの見せられて面白いわけないじゃないか。
後半のカヤの心の揺れと行動が面白くない。
自分が知ってる現実そのもので面白くないったらない。
あ〜全くもって面白くない
会田誠【現代美術家】
かなり良かった。監督の意図も、俳優の演技も申し分なかった。僕は
この主役二人とそっくりの若者を知っている。強いて注文をつければ、
この現代の東京の若者をリアルに切り取る方法論を、今後はモテない、
もっと人生のドラマを起こしにくい男女にも敷衍できないものか。そっ
ちの方が人口多いんだし
藤井敬之【音速ライン/ミュージシャン】
ありのままの感情と向き合ってみよう。その先に見える世界は限りなく優しく儚い。
何気ないけれど大切で二度とは戻れない瞬間を刻んでいる。
そんな映画だと思いました。
宮本一粋【二千花/ミュージシャン】
『期待してしまう』という終わらない感情
切り取っても 切り取っても 溢れてくる
なんだか欲望とは全くベツモノで可愛いですね
カヤが ためいきを つかないから 飽きずに観ることができました
大月壮【映像作家】
無邪気に見せて無神経で幼稚なだけなのか、
寛容なようで主体性が無いだけなのか、
どちらともとれる未完成な男女の心が触れ合って
いるのかいないのかもわからない日常の断片。
色んな日常がある中でこの空気をあえて
キリトった田中情監督は相当マニアックだ!
窪田晴男【ギタリスト/音楽プロデューサー】
この無作為の作為という実にアザといつくりによって
浮き彫りになっているのは、21世紀からこっちの、
世田谷や渋谷辺りで、頑張ってんのか頑張って無いのかも
判らん今を漂ってる若者達のリアルな空気感です。
トーチカ【クリエイティブユニット】
アドリブというライブ感の中で作り上げた緊張と緩和の流れに、
気持ちよく身を任せられる1時間でした。
宮本菜津子【MASS OF THE FERMENTING DREGS/ミュージシャン】
「UNOやろう!」
その一言から、わたしは、コーイチくんに興味を持ってしまいました。
それまでは、嫌悪感すら抱いていたのに。
けれども、わたしは、最後まで、コーイチくんのことを好きにはなれなかった。
それは、興味を持ってしまった瞬間からわかっていたことなのだけれど。
正しいだとか間違うているだとか、許せるだとか許せないだとか、
そういうことではないのだな、きっと。
人にはそれぞれの「日常」がある。ただ、それだけのことのような気がしました。
よくも悪くも、なんとなく。
重ね合わせることは出来なくても、共感できている、この感じ、嫌いじゃないです。
いや、ひょっとしたら、好きなのかも。
鎌田義孝【映画監督/『ユメノ』】
作者も演者も皆、さ迷いながら歩いている。 先の見えない、言葉の交わらない、旅のさ中である人たちのように。 だからこの映画の中には、愛の強さと弱さ、醜さや美しさが、儚く奇跡のように共存してる。
無名性を武器に、システムを打破し、世界の何処までも歩いて欲しいと、切に思う。
谷田一郎【CMディレクター】
若い人達は「キリトル」観てどう思うのか?とても興味があります。
「おもしろい!」と思う人と、「むかつく!」と思う人に分かれるのでしょうか?
個人的には「スターウォーズ」観るなら「キリトル」観ろ!って言えますよ。たぶん。
本当は最初の10分見たところで「これはつまらないから観るのやめよう」と思いました。
しかし、何故か最後まで観てしまいました。
その何故か最後まで観てしまう感じが新しいのかなと、今思いました。
田邉顕司【撮影カメラマン】
「正直 すげー 斬新な演出!」と言うのが映画を観終わってからの一言。
映画オープニングのスモーキングエリアでの長まわし撮影で「ワンカットが長〜!」と思ったが
部屋のシーンの超ダラダラの長まわしで「この長まわしスゲ〜」に変わり
エンディングの駅のシーンの長まわしでは「この長まわしがキモチイイ〜」になり
観終わったら「長まわしの使い方が うまい!」と感じました。
坂牧良太【映画監督/『こぼれる月』】
田中情監督はモテると思う。だからコーイチというキャラクターは嫌いだ。
モテるから。だけど最後にカヤがとる行動はよく解る。解ってしまう僕はモテないのだ。
嫉妬も含めて僕は「キリトル」という作品が好きだ。